中小企業のGXリーグ参加|メリット・デメリット、補助金、参加方法を解説

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GXリーグは、経済産業省が主導するカーボンニュートラルを目指す企業群が連携する枠組みです。 大企業中心の取り組みと捉えられがちですが、サプライチェーン全体での脱炭素化が求められる中、中小企業にとっても無関係な制度ではありません。 本記事では、中小企業がGXリーグに参加するメリット・デメリット、活用できる補助金、具体的な参加方法までを網羅的に解説します。

この記事でわかること

  • サプライチェーン全体での脱炭素化を背景に中小企業が参加を求められる理由
  • 補助金審査の優遇や新たなビジネス機会の創出といった参加のメリット
  • 排出量算定のコストなど、事前に把握しておくべきデメリットや注意点
  • 参加資格や必須の取り組み、具体的な申請手続きの流れ

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この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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GXリーグとは?なぜ今、中小企業にも関係があるのか

GXリーグとは、2050年のカーボンニュートラル実現と社会変革を見据え、GX(グリーン・トランスフォーメーション)に積極的に取り組む企業が産官学と連携して議論や新たな市場創造を行うために創設された制度です。 これが中小企業に関係する理由は、大企業が自社だけでなくサプライチェーン全体のCO2排出量削減を求められているためです。 結果として、取引先である中小企業にも排出量の算定や削減努力が求められるケースが増加しています。

GXリーグの基本的な仕組みと目的

GXリーグは、経済産業省が2022年に創設した制度です。 その目的は、参加企業が自社の排出削減目標を掲げ、その達成に向けて取り組むことを通じて、日本の産業競争力を高めながらカーボンニュートラルと経済成長を同時に実現することにあります。

具体的には、参加企業間での排出量取引の仕組みや、先進的な技術を持つ企業との協業の場が提供され、自主的な取り組みを促す枠組みとして機能します。

取引先からの要請も?サプライチェーン全体で脱炭素が求められる背景

近年、大企業は自社の事業活動による直接的なCO2排出だけでなく、原材料の調達から製品の使用、廃棄に至るまでのサプライチェーン全体での間接的な排出の算定と削減を投資家や顧客から強く求められています。 このため、大企業は取引先である中小企業に対しても、CO2排出量データの提供や削減目標の設定を要請する動きを強めています。 脱炭素に対応できない企業は、将来的に取引から除外されるリスクも考えられます。

中小企業がGXリーグに参加する3つのメリット

中小企業がGXリーグに参加することは、単なるコスト増や負担だけではありません。 むしろ、企業の成長につながる実利的なメリットが存在します。 具体的には、補助金審査での優遇、企業イメージの向上によるビジネスチャンスの拡大、そして先進企業とのネットワーク構築などが挙げられます。

ここでは、代表的な3つのメリットを詳しく解説します。

メリット1:省エネ関連の補助金審査で加点対象になる

GXリーグに参加し、脱炭素経営に積極的に取り組む姿勢を示すことで、国が実施する各種補助金の審査において加点措置を受けられる場合があります。 政府はGX分野に多額の予算を投じており、省エネルギー設備の導入や再生可能エネルギー活用を支援する補助金制度を多数用意しています。 GXリーグへの参加は、これらの補助金を活用しやすくなる大きなアドバンテージとなり、設備投資の負担軽減に直結します。

メリット2:環境への取り組みをアピールし企業イメージが向上する

GXリーグへの参加は、自社が環境問題に真摯に取り組んでいることを示す客観的な証明となります。 この事実は、企業のウェブサイトや統合報告書などで公表することで、取引先、金融機関、消費者、そして求職者に対してポジティブな印象を与えられます。

特に、環境配慮を重視する企業との新規取引や、サステナビリティを評価基準に加える金融機関からの融資、環境意識の高い人材の採用活動において有利に働くことが期待されます。

メリット3:先進的な企業との交流から新たなビジネス機会が生まれる

GXリーグでは、過去に、参加企業がテーマごとに集まり議論や実証を行う「ワーキング・グループ(WG)」などの活動が活発に行われていました。これらの活動を通して、通常は接点のない大企業や異業種の先進的な企業とネットワークを築くことが可能でした。

また、最新の技術動向や市場ニーズに関する情報を得られるだけでなく、共同での技術開発や新たなサプライチェーンへの参画など、具体的なビジネス機会の創出につながる可能性も秘めていました。

なお、GXリーグのワーキング・グループ活動は2025年度をもって、自主的排出量取引の実績報告・精算を除いて終了しており、一部の活動は「GXフューチャー・コンソーシアム」へ移行しています。

知っておくべきGXリーグ参加のデメリットや注意点

GXリーグへの参加は多くのメリットをもたらす一方で、中小企業にとっては負担となる側面も存在します。 特に、限られた経営資源の中で新たな業務に対応する必要があるため、事前の準備と理解が不可欠です。 ここでは、参加を検討する上で知っておくべき人的・時間的コストや、継続的な取り組みの必要性について解説します。

排出量の算定や報告にかかる人的・時間的コスト

GXリーグに参加すると、自社のCO2排出量を算定し、定期的に報告する義務が生じます。 排出量の算定には専門的な知識が必要であり、これまで対応してこなかった企業にとっては、担当者の育成や新たな業務フローの構築が負担となります。 外部のコンサルティング会社に依頼する方法もありますが、その場合は費用が発生するため、人的・時間的、あるいは金銭的なコストを事前に見積もっておく必要があります。

目標達成に向けた継続的な取り組みの必要性

GXリーグへの参加は、単に宣言するだけでなく、自ら設定した排出削減目標を達成するための具体的な行動が求められます。 これは一度きりの取り組みではなく、目標達成まで継続的に努力を続ける必要があります。 例えば、生産プロセスの見直し、省エネルギー性能の高い設備への更新、再生可能エネルギーの導入など、中期的な視点での投資計画が必要になる場合もあります。

計画通りに進捗しないリスクも考慮し、実効性のある計画を策定することが重要です。

中小企業のGXリーグ参加で優遇される補助金制度の例

政府はGX(グリーン・トランスフォーメーション)を成長戦略の柱と位置づけ、関連分野に重点的に予算を配分しています。 そのため、GXリーグに参加する企業は、脱炭素化に資する設備投資や事業転換を支援する補助金制度において、審査上の優遇措置を受けられるケースが多くあります。 ここでは、中小企業が活用しやすい代表的な補助金制度を2つ紹介します。

事業再構築補助金(グリーン成長枠)

事業再構築補助金は、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するため、中小企業等の事業再構築を支援する制度です。 その中でも「グリーン成長枠」は、温室効果ガスの排出削減に貢献する研究開発や事業転換を重点的に支援します。 GXリーグへの参加企業は、この枠の申請において加点対象となることが明記されており、採択される可能性が高まります。

多額の予算が組まれているため、大規模な事業転換を検討する際に有効な制度です。

ものづくり補助金(グリーン枠)

ものづくり補助金は、中小企業・小規模事業者等の革新的な製品・サービス開発や生産プロセスの改善を支援する制度です。 新たに設けられた「グリーン枠」では、温室効果ガスの排出削減に資する設備投資やシステム構築などが対象となります。

このグリーン枠においても、GXリーグへの参加は審査における加点項目の一つです。 省エネ性能の高い最新設備の導入などを検討している中小企業にとって、活用しやすい制度といえます。

GXリーグへの参加資格と求められる具体的な取り組み

GXリーグへの参加を具体的に検討するにあたり、自社に参加資格があるのか、また参加した場合にどのような取り組みが求められるのかを正確に把握しておく必要があります。 ここでは、中小企業の参加要件と、参加企業に課せられる3つの必須事項について解説します。

中小企業でも参加できる?規模や業種の参加要件

GXリーグは、企業の規模や業種を問わず、日本国内に法人格を持つ事業者であれば参加が可能です。 そのため、スタートアップ企業や中小企業であっても、GXへの取り組み意欲があれば参画できます。 実際に、多くの中小企業が既にGXリーグに賛同・参画しており、大企業だけの枠組みではありません。

自社の持続的な成長のために、規模に関わらず参加を検討する価値は十分にあります。

参加企業に求められる3つの必須事項

GXリーグに参加する企業は、以下の3つの事項に取り組むことが必須要件とされています。 自社の排出削減目標の公表と達成に向けた取り組み:2030年度までの排出削減目標を設定・公表し、その達成に向けて努力します。 サプライチェーンでの炭素中立に向けた取り組み:取引先など、自社だけでなくサプライチェーン全体での脱炭素化に貢献する取り組みを推進します。

グリーン製品・サービスの創出と市場での認知度向上:環境価値の高い製品やサービスを開発し、その重要性を社会に広める活動を行います。

GXリーグへの参加申請から承認までの具体的な手続きと流れ

GXリーグへの参加を決めた後、実際の手続きはどのような流れで進むのでしょうか。 申請はオンラインで完結しますが、事前に準備すべき書類や情報があります。 この制度への参加をスムーズに進めるため、申請の全体像を把握しておくことが重要です。

ここでは、募集期間の確認から申請書の提出までの具体的なステップを解説します。

募集期間の確認と申請書類の準備

GXリーグは2025年度をもって、自主的排出量取引の実績報告・精算を除き活動を終了しました。市場ルール形成WGなど一部の活動は「GXフューチャー・コンソーシアム」へ移行しています。

GXフューチャー・コンソーシアムへの参加を検討している場合、まずはその公式サイトで最新の募集要項を確認し、期間を把握することが第一歩です。次に、申請に必要な情報を準備します。具体的には、企業の基本情報や、排出削減目標、具体的な取り組み内容などが求められます。スムーズな申請のために、これらの情報を事前に整理しておくと良いでしょう。

申請フォームへの入力と提出方法

申請は、GXリーグ公式サイト内に設けられる専用の申請フォームから行います。 フォームには、企業の基本情報、設定した排出削減目標、サプライチェーンでの取り組み内容などを入力していきます。 入力項目は多岐にわたるため、公式サイトで公開されているマニュアルや記入例を参考にしながら、間違いのないように慎重に進める必要があります。

全ての入力が完了したら、フォーム上で内容を最終確認し、オンラインで提出します。 後日、事務局による審査を経て、承認されれば正式に参加となります。

【中小企業S】GXリーグへの賛同・参画を表明している企業

実際にどのような中小企業がGXリーグに参加しているのかを知ることは、自社の参加を検討する上で参考になります。 GXリーグの公式サイトでは、リーグの趣旨に賛同する「賛同企業」の一覧が公開されています。 このリストには、日本を代表する大企業だけでなく、独自の技術やサービスで脱炭素に貢献しようとする多くの中小企業も名を連ねています。

自社の同業他社や取引先が参加しているかを確認することで、業界内での立ち位置や今後の動向を把握するきっかけにもなります。

GXリーグに関して中小企業からよくある質問

ここでは、GXリーグに関して中小企業の経営者や担当者から寄せられることの多い質問とその回答をまとめました。 参加義務の有無や具体的なメリット、準備すべきことなど、実践的な疑問にお答えします。

GXリーグに参加しないと、将来的に取引で不利になりますか?

直ちに取引が停止される可能性は低いですが、将来的には不利になるリスクがあります。 サプライチェーン全体での脱炭素化を重視する大企業が増えており、環境への取り組みを取引先選定の基準にする動きが加速しているためです。 対応が遅れると、新規取引の機会を失ったり、既存の取引が見直されたりする可能性が考えられます。

中小企業がGXリーグに参加すると、具体的にどんな補助金が利用できますか?

脱炭素化に資する設備投資や事業転換を支援する国の補助金制度で、審査上の加点措置を受けられる場合があります。 代表的な例として、「事業再構築補助金(グリーン成長枠)」や「ものづくり補助金(グリーン枠)」などが挙げられます。 GX推進には国の予算が重点的に配分されており、これらの制度を有利に活用できる点は大きなメリットです。

GXリーグ参加に向けて、中小企業はまず何から準備すればいいですか?

まずは自社の事業活動におけるCO2排出量を把握する「見える化」から始めることが第一歩です。 電気やガスの使用量といったデータから、Scope1・2の排出量を算定します。 環境省が提供する無料の算定ツールなどを活用するのも有効です。

現状を正確に把握することが、具体的な削減目標の設定や対策の検討につながります。

まとめ

GXリーグは、経済産業省が推進するカーボンニュートラル実現に向けた重要な制度です。 大企業だけでなく、中小企業にとってもサプライチェーンにおける取引継続性、補助金活用による競争力強化、新たなビジネス機会の創出といった点で大きな影響があります。

一方で、排出量の算定や目標達成に向けた継続的なコストも発生するため、自社の経営状況や事業戦略と照らし合わせ、メリットとデメリットを総合的に判断することが求められます。

SAWAMURAについて

1950年の創業以来、地域に貢献すること、お客様の事業の発展に寄与することを目標に
さまざまな建築物を竣工してきました。1998年よりシステム建築事業をスタート。
豊富な経験と実績をもとに、さまざまなご要望にお応えします。

関西No.1のシステム建築実績。
積み重ねた施工実績とノウハウで、
確かな精度を保証します。

2020年
関西ブロック優秀ビルダー賞1位
2019年
関西ブロック優秀ビルダー賞3位
関西ブロック年間販売実績 第1位 5年連続受注賞
アティブビルダー銀賞受賞
2018年
関西ブロック年間販売実績 第3位 5年連続受注賞
アクティブビルダー銅賞受賞
2017年
アクティブビルダー銅賞受賞
2016年
アクティブビルダー銅賞受賞
2015年
アクティブビルダー 銅賞受賞
2012年
連続販売年数15年達成
2013年
15年連続受注賞
2008年
10年連続受注賞 2005年 5年連続受注賞
2004年
優秀ビルディング

資格所有者

  • 一級建築士 13人
    二級建築士 41人
    一級建築施工管理技士 29人
    一級土木施工管理技士 10人
  • 宅地建物取引士 19人
    設備設計一級建築士 1人
    土地家屋調査士 1人
    一級建設業経理士 2人
    中小企業診断士 1人​

会社概要

社名 株式会社澤村
本社 〒520-1121 滋賀県高島市勝野1108番地3
TEL. 0740-36-0130(代)
FAX. 0740-36-1661
大津オフィス 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田三丁目33-16 エルミナ リアン 2F
TEL. 077-572-3879
FAX. 077-573-8384
敦賀オフィス 〒914-0811 福井県敦賀市中央町一丁目8-10
TEL. 0770-22-6005
FAX. 0770-47-6405
資材センター 滋賀県高島市勝野873-1
創業 昭和25年12月6日
資本金 50,000,000円(グループ全体)
従業員数 182名(グループ全体)※2024年10月1日現在
売上高 63億円(グループ全体)※2024年9月実績
営業種目 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用
許可・登録 〈建設業許可〉 
滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号
〈一級建築士事務所〉 
滋賀県知事登録(カ) 第126号
〈宅地建物取引業者〉 
滋賀県知事登録(12) 第1267号
取引銀行 滋賀銀行 高島支店
関西みらい銀行 安曇川支店
滋賀県信用組合 安曇川支店
関連会社 株式会社トータル・オーガニック・プランニング
沢村ホーム株式会社
関西No.1のシステム建築実績。

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