軽量鉄骨のデメリットとは?後悔する前に知りたい防音性・断熱性や木造との違い

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軽量鉄骨造とは、厚さ6mm未満の鋼材を柱や梁に使用する住宅構造のことです。 この工法で建てられた家は、品質が安定している一方で、性能面でいくつかのデメリットが存在します。 本記事では、軽量鉄骨造の住宅が持つ防音性や断熱性といった弱点、木造との違い、そして後悔しないための対策について詳しく解説します。

この記事でわかること ・ 軽量鉄骨造が持つ防音性・断熱性といった性能面の弱点 ・ 建築費用や耐震性など、木造と比較した場合の主な違い ・ 性能面のデメリットを解消し、後悔しないための具体的な対策方法

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この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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軽量鉄骨造で後悔?まず知っておきたい3つの大きなデメリット


軽量鉄骨造の住宅を検討する際、デザインや価格だけでなく、その構造がもたらすデメリットを事前に理解しておくことが、後悔しない家づくりにつながります。 特に住み心地に直結する「防音性」「断熱性」、そして将来に関わる「リフォームの自由度」という3つのポイントは、契約前に必ず確認すべき重要な項目です。

デメリット① 防音性が低く生活音が響きやすい

軽量鉄骨造は、壁の内部が空洞になっていることが多く、音が反響しやすい「太鼓現象」が起きやすい構造です。 そのため、話し声やテレビの音といった生活音が隣の部屋や上下階に伝わりやすい傾向があります。

特にアパートなどの集合住宅では、隣戸の生活音がストレスの原因になることも少なくありません。 木造と比較しても防音性能が際立って高いわけではなく、対策を講じなければ音の問題に悩まされる可能性があります。

デメリット② 断熱性が低く夏は暑く冬は寒い傾向がある

鉄は木材に比べて熱を伝えやすい性質を持つため、軽量鉄骨造の住宅では「ヒートブリッジ現象」が起こりやすいです。 これは、外の暑さや寒さが鉄骨を伝って室内に影響を与える現象で、結果的に夏は暑く、冬は寒く感じやすくなります。 断熱性能が低いと冷暖房の効率も悪くなり、光熱費が高くなる一因となります。

また、室内外の温度差によって結露が発生しやすく、カビや建材の劣化につながるリスクも考慮する必要があります。

デメリット③ 間取りの自由度が低く大規模なリフォームが難しい

軽量鉄骨造の多くは、工場で生産された部材を現場で組み立てる「プレハブ工法」を採用しています。 この工法は品質が安定する一方で、設計や間取りのパターンが規格化されていることがほとんどです。

そのため、注文住宅であってもデザインの自由度は高くありません。 また、建物を支えるために筋交い(ブレース)が壁の中に入っている構造が多く、将来的に壁を撤去するような大規模なリフォームや間取り変更が難しいという性能上の制約があります。

軽量鉄骨造と木造の主な違いを4つのポイントで比較


住宅の構造を選ぶ際、多くの人が比較検討するのが軽量鉄骨造と木造です。 これら二つの構造は、コストや性能、メンテナンスなど様々な面で違いがあります。 それぞれの特徴を理解することで、自身のライフスタイルや予算に合った選択がしやすくなります。

ここでは、主な4つのポイントに絞って両者を比較します。

建築費用と坪単価は木造より高くなる

軽量鉄骨造と木造の建築費用や坪単価は、プランやハウスメーカーによって大きく異なります。使用する材料の費用や、工場での加工・生産にかかるコストも影響するため、一概にどちらが高いとは言えません。初期費用を抑えたい場合は、複数の会社から見積もりを取り、総額で比較検討することが重要です。

耐震性は高いが地震の際に揺れを感じやすい

軽量鉄骨造は、鉄骨のしなやかさ(靭性)によって地震のエネルギーを吸収し、建物の倒壊を防ぐ高い耐震性能を持っています。 一方で、その「しなる」性質から、地震の際には木造住宅よりも揺れを大きく感じやすいという特徴があります。 建物が倒壊するリスクは低いものの、家具の転倒対策などは木造住宅と同様にしっかり行う必要があります。

揺れの感じ方には個人差があるため、この点をどう捉えるかが選択の一つのポイントになります。

法定耐用年数は軽量鉄骨の方が長い

建物の資産価値や減価償却の計算に用いられる法定耐用年数は、構造によって定められています。 木造が22年であるのに対し、軽量鉄骨造は鋼材の厚みによって異なり、3mm以下の場合は19年、3mm超4mm以下の場合は27年です。

一般的に住宅で使用されるのは後者が多いため、軽量鉄骨造の方が木造よりも長く設定されています。 これは住宅ローンの審査期間や、将来的な売却時の評価にも影響を与える要素の一つです。 鉄骨造やRC造の耐用年数については「鉄骨造やRC造の建物の耐用年数」で詳しく紹介しています。

シロアリ被害のリスクは木造より低い

主要な構造部材が鉄骨であるため、軽量鉄骨造は木材を主食とするシロアリの直接的な被害を受けるリスクが木造に比べて格段に低いです。 この点は、建物の耐久性を維持する上で大きなメリットと言えます。 ただし、床下の断熱材や内装に使われている木材が被害に遭う可能性はゼロではありません。

そのため、軽量鉄骨造であっても、定期的な点検や防蟻処理といったメンテナンスは必要です。

デメリットだけじゃない!軽量鉄骨造が持つ3つのメリット


ここまで軽量鉄骨造のデメリットを中心に解説してきましたが、もちろん優れた点も数多く存在します。 住宅の構造を選ぶ際には、デメリットとメリットの両方を天秤にかけ、総合的に判断することが大切です。 ここでは、軽量鉄骨造の家が持つ代表的な3つのメリットを紹介します。 鉄骨での建設のメリットについては「鉄骨での建設のメリットとデメリット」で詳しく紹介しています。

工場生産のため品質が安定している

軽量鉄骨造の部材は、その多くが品質管理の徹底された工場で生産されます。 現場で一から建てる木造在来工法とは異なり、職人の技術力や経験による品質のばらつきが生じにくい点が大きなメリットです。

どの住宅もある一定水準以上の性能が担保されているため、安定した品質の家を建てたいと考える人にとっては魅力的な選択肢となります。

木造に比べて工期が短い

部材を工場で生産し、現場では組み立て作業が中心となるプレハブ工法が多いため、軽量鉄骨造は木造に比べて工期が短い傾向にあります。 天候による影響を受けにくく、作業が計画通りに進みやすいことも工期短縮につながる理由です。 入居したい時期が決まっている場合や、仮住まいの期間をできるだけ短くしたい場合に、工期の短さは大きなメリットとなります。 高品質の建物を低コスト・短工期で建てられるシステム建築については「高品質な建物を低コスト・短工期で建てるシステム建築」で詳しく紹介しています。

プランが規格化されており設計がスムーズ

多くのハウスメーカーでは、軽量鉄骨造の住宅プランがある程度規格化されています。 これにより、間取りやデザインを一から考える自由設計に比べて、打ち合わせがスムーズに進みやすいという利点があります。

豊富な実績に基づいた提案の中から選ぶことができるため、家づくりに多くの時間を割けない人や、設計のプロセスを簡潔にしたい人にとっては、効率的に理想の住宅を実現できる方法です。

軽量鉄骨のデメリットを解消するための対策方法


軽量鉄骨造のデメリットは、設計段階や建材の選択によってある程度カバーすることが可能です。 防音性や断熱性といった弱点を理解した上で、どのような対策を講じられるかを知っておくことが、住み始めてからの満足度を高める鍵となります。

防音性を高めるなら遮音材や間取りの工夫を

生活音が響きやすいというデメリットに対しては、壁や床の内部に遮音シートや吸音材といった防音材を追加することが有効な対策です。 また、設計段階で、寝室と水回りを隣接させない、居室の間に収納スペースを設けるといった間取りの工夫も防音性能の向上に貢献します。 これらの対策には追加費用がかかる場合があるため、予算と求める性能のバランスを考慮して検討する必要があります。

断熱性を上げるには高性能な断熱材の選択が必須

夏は暑く冬は寒いという弱点は、断熱材の性能を高めることで大きく改善できます。 建物の外側から全体を覆う「外張り断熱」や、隙間なく断熱材を吹き付ける「現場発泡ウレタンフォーム」などを採用することで、ヒートブリッジ現象の影響を最小限に抑えられます。 また、熱の出入りが最も大きい窓には、複層ガラスや樹脂サッシを選ぶことも断熱性能を高める上で非常に重要です。 倉庫の断熱については「倉庫の天井高の目安と断熱のポイント」で詳しく紹介しています。

将来のリフォームを見据えて設計プランを選ぶ

リフォームの自由度が低いというデメリットに対しては、家を建てる段階で将来のライフプランを考慮することが対策となります。 例えば、子どもが独立した後に間取りを変更する可能性があるなら、構造上撤去できない壁(耐力壁)の位置をあらかじめ確認し、変更しやすいプランを選んでおくことが重要です。 ハウスメーカーの担当者に将来のリフォーム計画を伝え、相談しながら設計を進めることで、後々の後悔を減らせます。

軽量鉄骨のデメリットに関するよくある質問


軽量鉄骨造の住宅を検討する際、住み心地や将来的な資産価値に関する疑問を抱く方は少なくありません。鉄骨という名称から高い性能を期待しがちですが、実際には木造と比較してメリットだけでなく、特有の注意点も存在します。

ここでは、軽量鉄骨と重量鉄骨の性能やコスト面での違い、集合住宅における騒音問題の実態、さらには「軽量鉄骨はやめとけ」と言われる背景にある理由など、多くの方が不安に感じるポイントを詳しく解説します。

検討時に直面しやすい具体的な疑問を解消し、納得感のある住まい選びを進めるための参考にしてください。

軽量鉄骨と重量鉄骨のデメリットにはどんな違いがありますか?

重量鉄骨は設計自由度や防音性で優れる一方、コストが高く工期も長くなる点がデメリットです。 また、建物自体の重量が増すため、地盤が弱い土地では大規模な地盤改良工事が必要になる場合があります。 軽量鉄骨との大きな違いは、コストとそれに伴う性能の差にあります。 倉庫の鉄骨造のメリット・デメリットについては「倉庫鉄骨造のメリット・デメリット」で詳しく紹介しています。

軽量鉄骨のアパートは本当に音が響きやすいのでしょうか?

はい、壁の構造上、木造アパートと同程度に生活音が響きやすい傾向があります。 特に上下階の足音や振動を伴う音は伝わりやすいです。

ただし、遮音材の使用状況や間取りによって大きく異なるため、全ての軽量鉄骨の賃貸物件がうるさいわけではありません。 内見時に壁を軽く叩いて音の響き方を確認するのも一つの方法です。

「軽量鉄骨はやめとけ」と言われる一番の理由は何ですか?

防音性と断熱性の低さからくる住み心地への不満が主な理由です。 特にアパートなどの集合住宅では、隣戸や上下階の生活音がストレスになりやすく、「木造と大差ない性能なのに家賃は高い」と感じる人もいます。 これが「やめとけ」と言われる大きな要因と考えられます。

まとめ:軽量鉄骨のデメリットを理解して後悔のない家選びを

軽量鉄骨造の住宅には、防音性や断熱性、リフォームの自由度といったデメリットが存在します。 しかし、工場生産による品質の安定性や工期の短さといったメリットもあります。

これらの特性を十分に理解し、断熱材や遮音材の追加、将来を見越した設計プランの選択といった対策を講じることで、デメリットを補うことは可能です。 メリットとデメリットの両方を把握した上で、自身のライフスタイルや価値観に合った家を選ぶことが、後悔のない住宅選びにつながります。

SAWAMURAについて

1950年の創業以来、地域に貢献すること、お客様の事業の発展に寄与することを目標に
さまざまな建築物を竣工してきました。1998年よりシステム建築事業をスタート。
豊富な経験と実績をもとに、さまざまなご要望にお応えします。

関西No.1のシステム建築実績。
積み重ねた施工実績とノウハウで、
確かな精度を保証します。

2020年
関西ブロック優秀ビルダー賞1位
2019年
関西ブロック優秀ビルダー賞3位
関西ブロック年間販売実績 第1位 5年連続受注賞
アティブビルダー銀賞受賞
2018年
関西ブロック年間販売実績 第3位 5年連続受注賞
アクティブビルダー銅賞受賞
2017年
アクティブビルダー銅賞受賞
2016年
アクティブビルダー銅賞受賞
2015年
アクティブビルダー 銅賞受賞
2012年
連続販売年数15年達成
2013年
15年連続受注賞
2008年
10年連続受注賞 2005年 5年連続受注賞
2004年
優秀ビルディング

資格所有者

  • 一級建築士 13人
    二級建築士 41人
    一級建築施工管理技士 29人
    一級土木施工管理技士 10人
  • 宅地建物取引士 19人
    設備設計一級建築士 1人
    土地家屋調査士 1人
    一級建設業経理士 2人
    中小企業診断士 1人​

会社概要

社名 株式会社澤村
本社 〒520-1121 滋賀県高島市勝野1108番地3
TEL. 0740-36-0130(代)
FAX. 0740-36-1661
大津オフィス 〒520-0242 滋賀県大津市本堅田三丁目33-16 エルミナ リアン 2F
TEL. 077-572-3879
FAX. 077-573-8384
敦賀オフィス 〒914-0811 福井県敦賀市中央町一丁目8-10
TEL. 0770-22-6005
FAX. 0770-47-6405
資材センター 滋賀県高島市勝野873-1
創業 昭和25年12月6日
資本金 50,000,000円(グループ全体)
従業員数 182名(グループ全体)※2024年10月1日現在
売上高 63億円(グループ全体)※2024年9月実績
営業種目 建築一式、土木一式、大工工事、水道施設工事、とび・土工工事、造園工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・れんが・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、舗装工事、板金工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事、宅地建物取引業、建築・土木設計、土地活用
許可・登録 〈建設業許可〉 
滋賀県知事許可(特・般-3) 第80123号
〈一級建築士事務所〉 
滋賀県知事登録(カ) 第126号
〈宅地建物取引業者〉 
滋賀県知事登録(12) 第1267号
取引銀行 滋賀銀行 高島支店
関西みらい銀行 安曇川支店
滋賀県信用組合 安曇川支店
関連会社 株式会社トータル・オーガニック・プランニング
沢村ホーム株式会社
関西No.1のシステム建築実績。

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